Ruby-mswin32

あるいは、Windowsとの終わりなき戦い ;-(

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▼ 目次

▼ 注意事項

このページでは、mswin32版rubyの配布と変更状況のお知らせを行っています。

ここは別に公式ページでもなんでもなくて、私が勝手に書いてるページです。ここで入手できるプログラム・情報(無いに等しいけど)については、各自の判断でご利用ください。
問い合わせはへ。間違っても他の人に迷惑をかけるようなことはしないでね。

▼ Rubyとは?

Rubyのサイトをご覧下さい。

▼ mswin32版rubyとは?

mswin32版rubyとは、32bit版Windows(Windows95・Windows98・WindowsMe・Windows NT・Windows 2000・WindowsXP・Windows 2003 Server、以下Windowsと表記)上で動作するRubyのバイナリの一つです。
Windows上で動作するRubyとしては、現在、5種類のバイナリが存在します。これらはそれぞれmswin32版・cygwin版・mingw32版・bccwin32版・djgpp版と呼ばれています。
それぞれの違いをまとめると以下のようになります(事実誤認があればお知らせください)。

mswin32版

VC++でコンパイルされる。Windowsから見ればもっとも「普通」のバイナリと言えるが、反面、Rubyが持つUNIXで特徴的な機能の一部が使用できない。1.7.3以降はmingw32版と拡張ライブラリについてはバイナリ互換性がある。
RUBY_PLATFORMは*-mswin32。

cygwin版

gccでコンパイルされ、cygwin環境で動作する。cygwin環境がUNIXライクな環境をWindows上で構築するものであるので、当然、cygwin版rubyは一般のUNIX用のものとだいたい同じように動作する(ことが期待できる)。
RUBY_PLATFORMは*-cygwin。

mingw32版

gccでコンパイルされる。ソースはほとんどmswin32版と共通であり、ランタイムライブラリも共通(MSVCRT.dll)なので、動作も(おそらく)mswin32版とほぼ同じ。1.7.3以降はmswin32版と拡張ライブラリについてはバイナリ互換性がある。
RUBY_PLATFORMは*-mingw32。

bccwin32版

BC++でコンパイルされる。ソースはかなりの部分がmswin32版と共通ではあるが、ランタイムライブラリが異なるので、細かいところで挙動がmswin32版とは異なる(はず)。1.7以降でサポートされる。
RUBY_PLATFORMは*-bccwin32。

djgpp版

DJGPPでコンパイルされる。DOS用のバイナリなので、もちろんDOSでも動作する。反面、WindowsにあってDOSにない機能の多くが使えない(ネットワーク関連など)。
RUBY_PLATFORMは*-msdosdjgpp。

このページでは、上記のうちmswin32版のみを扱っています。
なお、cygwin版・mingw32版・djgpp版についてはわたなべさんのRuby binariesから入手可能です。また、bccwin32版については小西さんのRubyから入手可能です。

▼ バイナリ ダウンロード

現在配布中の全てのバイナリはVC++ 5.0(Version 11.00.7022 for 80x86)でmakeしたものです。ruby自体に関しては、標準配布のソース(またはCVSのソース)からそのまま作成しています。拡張ライブラリについては各々のリンク先を参照してください。
いずれのバイナリもzip形式でアーカイブされています。

md5sumのチェック方法ですが、例えばrubyがインストールされているなら下記のような方法があります。
ruby -r md5 -e "puts MD5.new(File.open('filename', 'rb').read).hexdigest"

Release

Developing versions snapshots

Stable versions snapshots

1.8.0

1.6.8

Extension libraries

1.8.0

1.6.8

▼ インストール

上記のバイナリをインストールする場合は、お好みのディレクトリ(以下$TOPDIRと記述)に展開してください。ディレクトリ付きで圧縮されてますので、展開時にはディレクトリ付きで展開するのを忘れずに(意味がわからない人は気にしなくていいです)。
展開後は、$TOPDIR\binPATHを通しておいてください。

なお、以下の拡張ライブラリは、この配布物に含まれない外部のライブラリに依存しています。

上記のうち、PDCurses・GDBM・OpenSSL・readline・Zlibについては、Porting Libraries to Win32にバイナリが存在します。
Iconvについては、Meadowy.orgで配布されているiconv-1.8.win32.zipを利用しています。
Tcl/Tkについては、ActiveStateで配布されているActiveTclを利用しています。

▼ 最近の出来事

2004-01-27

あけましておめでとうございます。って遅いよ!

ruby-1.8.1-20040127とruby-1.9.0-20040126を置きました。
前者は主に1.8.1リリース版で発見された不具合の修正です。後者は開発版。

2003-12-25

メリークリスマス! ruby-1.8.1がリリースされました!
(previewを一つ飛ばしちゃいました、ごめんなさい...)

2003-12-06

ruby-1.8.1-preview3を置きました。思いのほか間が空いちゃいましたね。

2003-11-01

ruby-1.8.1-preview2を置きました。

2003-10-28

ruby-1.8.1-20031027を置きました。
racc-1.4.4-allを置きました。

2003-09-07

eruby-1.0.4・vrswin-030906・vruby-030906を置きました。

2003-08-12

ruby-1.8.0-20030812を置きました。

vrswin-030811・vruby-030811を置きました。今回から置く拡張ライブラリは全て1.8用になります。

2003-08-04

ruby-1.8.0を置きました。Ruby 1.8系最初のリリースとなります。
1.6系からの変更点については、changes.1.8.0などをご覧ください。

2003-07-31

ruby-1.8.0-preview6を置きました。えーと、これを含めてあと2回previewが出る模様です :)

2003-07-28

ruby-1.8.0-preview5を置きました。おそらくこれが1.8.0の最後のpreviewになるでしょう。
ruby-1.6.8-20030727を置きました。

かつての出来事

こちらをどうぞ。

▼ リンク

mswin32版に関する(と思われる)リンクです。勝手に張ってますので、不都合があればまでご連絡ください。

written by U.Nakamura

ruby 1.9.0 (2004-01-13)
ERb 2.0.4
RDtool 0.6.11
rublog 0.0.2